現在、妊娠4ヶ月。夏の終わりに第一子を出産予定のフリーランス4年生です👶🍼
いつかは子どもが欲しいと思っていたし、年齢も30歳目前、働き方もフリーランスの在宅ワーク。
いつでもどうぞ〜〜〜〜と思っての妊娠だったけど、実際「あれ?思っていたのと違う」「フリーランス妊婦ハードモードだな…」みたいに思うことが多かったです。
自分の記録&これからフリーランスで妊娠を考えている方の参考になればと、実際にフリーランスで妊娠してみて理想と現実のギャップと感じたことをのこしておこうと思います。
妊娠だけでも貴重な経験なのに、自分の人生で「フリーランス妊婦」を経験するとは・・・🤔
妊娠前の働き方(フリーランス)
フリーランスといっても人それぞれだと思うので、一応妊娠前(〜今も)の働き方を書いておきます✍️
Web系のフリーランスです。主な業務内容としては、Web制作周りの実装を担当しています。
「個人で受けている制作のお仕事」と「制作会社での業務」がメインで、その他に細々とした案件がありますが、いずれも在宅での勤務です。
「成果物に対して報酬が出る仕事」と「時間に対して報酬が出る仕事」のざっくり2パターン。
前者に関しては時間的な拘束がないので、自由度の高い反面、納期直前だったりトラブルなどあると夜遅くまで稼働することもあります。(あまりないように調整していますが)
案件の期間は1案件につき2-3ヶ月のものが多いかな。システム案件とかだと半年以上となる場合もあります。
【経験談】フリーランスで妊娠。理想と現実のギャップ
妊娠したらすくすくと成長するお腹(赤ちゃん)を楽しみながら、妊娠期間は子どもが産まれたらできないことをたくさん楽しもう!少し仕事を控えめにして、スキルアップのための勉強の時間も取れるかも!などと考えていた妊娠前。
まだ妊娠中期にもなっていませんが、すでに理想と現実のギャップを感じています・・・
つわりは想像以上に仕事に支障をきたす
20代の後半がコロナ期間と被っていたこともあり、妊娠中の友人と交流する機会がほとんどなかったためつわりはドラマで見る「うっ」となってトイレに駆け込む、みたいなシーンの知識程度。
実際につわりを経験して、まじで妊婦さんみんなつわり経験してるの…?ありえん…って感じでした。
- 低気圧の日のように頭・体がずっと重い
- とにかく疲れやすく基本的にベッドの上での生活
- 全てにおいてやる気が出ない
- 乗り物酔いのような気持ち悪さがずっと続く(2-3時間とかじゃなく、24h×数週間単位で続く、意味わからん)
- 冷蔵庫の匂い・洗い物の匂い、食べ物のことを考えると嗚咽が止まらない
- まともに食事ができない、美味しくない、食べられるものがこれ!ってものしかなくてしかもそれが毎日変わる
嗚咽は「うっ」なんていう可愛いものではなく「う”お”え”っ」みたいなガチなやつだったので本当に在宅でよかった。。
実際に吐くことはなかったし(吐こうと思えば吐けたけど)、他の方と比べると軽い方なんだろうなと思いますが、いつも通りの生活なんて全然おくれなかった。乗り物酔いなんて数時間程度で治るから我慢できるのであって、それが数週間続いて終わりが見えないとなるとなかなかメンタルやられます😇
妊娠発覚後2-3週間後からつわり開始。すでに受けていた案件が進行中だったのですが、終盤だったため稼働も少ないタイミングで本当によかったです。
つわりと仕事のピークが被ってしまった場合、とんでもない事になりそうだなと思いつつ、つわりのピークは人によってはズレるだろうし(一般的には8-10週らしい)、妊娠するタイミングを完全にコントロールすることも難しいし、生活があるので仕事はしないとだし。
特にフリーランスだと変わりがいないことが多いと思うので、この辺のスケジュール調整が本当に難しいなと感じました。
仕事を任せられる相手をつくっておけるといいのかもしれませんが、自分の仕事的にあまり現実的ではなく。フリーランスに限らずですが、仕事と妊娠出産の両立って本当に難しいんだな〜と実感してます。
妊娠中、自由に使える期間は思っているより短い
妊婦生活は10ヶ月あるので、妊娠がわかったら仕事量を減らし、自由な時間を楽しんだり、スキルアップのための勉強をしよう!と考えていました。
ところが、妊娠発覚→つわり始まる→落ち着いてきたかも、という頃には既に妊娠4ヶ月に入っていました。
そして出産前後にはしばらく働けなくなる(=フリーランスの場合は無収入)ため、産休前にできるだけ働いておきたい!という気持ちもあり・・・
まだ体調が万全ではないのでもう少しの間は抑え目にして、産休まではほとんど今までと変わらない仕事量にする予定です。
自由に使える時間といったら産前のお休み期間くらいなので、思ったより全然時間がなさそう。。
【追記】現在妊娠6ヶ月の中期ですが、中期に入ってしばらくは謎の胃もたれや腰痛などマイナートラブルに見舞われ、快適な生活はできずでした😇 6ヶ月入ってようやく体調も落ち着いてきた感じ!
フリーランスには「産休」「育休」はない!
妊娠前に全然考えられていなかったなと感じたのが、産休・育休についてでした。
フリーランスなので制度としての「産休」「育休」がないんですよね…!
つわりが落ち着いてきた頃、仕事関係者への連絡もしなければいけないのでいつからいつまでお休みを取るのか考え始めました。
恐ろしいのが会社員と違って「育児休業給付金」の支給がないこと。つまりお休み期間中は(不労所得がない限り)全くの無給になります。
無給でも容赦なく税金の支払いはやってくるので結構泣けます!!🥺 ※ただし申請すれば産前・産後で国民年金や国民健康保険に関しては減税/免除あり
事前に貯金をしておく、パートナーにある程度協力してもらう、ギリギリまでがんばって働く、など選択肢がありますかね・・・。
私の場合は、出産予定日の2ヶ月前から産休に入る予定です。
産後は2-3ヶ月を目処に少しずつ復帰できたらなと考えていますが、正直全くイメージがわいていないのでこの辺は周りと相談させてもらいつつになりそうです。
ありがたいことに女性が多い環境だったり、お子さんがいらっしゃる方がお仕事関係に多いので、すごく理解・協力していただけています・・・🙇♀️(産後もお仕事を続けさせていただける環境にいられて、とってもありがたい・・・🙏)
フリーランスで妊娠してよかったこと ~会社員時代と比べて~
フリーランス妊婦ならではの厳しさも実感しつつ、フリーランス(今の働き方)で良かったと思うこともありました。
- 通勤時間がない
- 案件によるが裁量労働なので、疲れを感じたらすぐに横になれる
- 仕事(や環境)を選べるので精神面での負担が少ない
- 自分次第で仕事量を調整できる (妊娠発覚後のみですが)
- 平日に妊婦検診に行けるので、比較的空いている
基本的には在宅での勤務だったので(仕事によっては時間的な拘束もない)、無理のない姿勢や時には休みながら仕事ができたのは、今の働き方で良かったなと思う点です。
会社員時代だったら週5で8時間+残業だったし、完全在宅は難しかっただろうし、疲れた時横になる環境もなかっただろうな。
また、通っている産科は人気でいつも混んでいるので、妊婦検診に平日の比較的空いている時間帯で行けるのもありがたかったです。
ざっくりイメージしていた理想と現実のギャップで大きい部分はこんな感じでした。
この記事、妊娠初期に書き始めたのですが途中で止まっており。
妊娠中期の今追記していっているのですが、今のところつわりが一番大変だったかなと思います。
一番大変なつわりの時期はまだ初期なので周りに言うこともできず、出勤などがある妊婦さんは本当に大変だなと思います🥲
お腹が出てくると気を遣ってもらえる機会もすごく増えるけど(実際自分もお腹大きい妊婦さんの方が大変だと思っていた)、実はお腹が出ていない時期こそからだ的にもメンタル的にもしんどかったりするんですよねえ🥲
いや〜経験してみないとわからないことってたくさんある!
少なくとも今後はお腹の大小にかかわらず、全妊婦さんにめちゃくちゃ優しくしようと誓いました・・・!
そうだ、最後に妊娠してからこんな親切にしてもらえるんだ!と良い意味で感じたギャップもあったので書いておきたいと思います。
家族以外の人からもすごく親切にしてもらえる
つわりが大変すぎて、家族(特にパートナー)には甘やかしてもらわないとやってられないぜ!と甘えまくっていたワガママ妊婦ですが、妊娠してから家族以外の人からもたくさんの配慮を感じてすごく感動しています🥺
スーパのレジの人がカゴを運んでくれたり、カフェに行けば柔らかい席の方がいいですか?クッション持ってきましょうか?と配慮してくれたり、お洋服屋さんに行けばセルフレジでも袋詰めを手伝ってくれたり、ゆっくり歩いていても文句を言わずにいてくれたり(これはわからないけど🤣)、まさか家族以外からもこんなに親切にしてもらえると思わず🥺
やってもらったことももちろんですが、その気持ちがとても嬉しくて妊婦生活の支えになっています・・・!
家族もめちゃくちゃたくさん助けてくれていますが、「ギャップ」という意味ではここがすごく印象的でした。
フリーランスが妊娠・出産する場合に利用できる制度
妊娠してから利用できる制度は利用せねば!と思い、色々調べたので実際に自分が使った(or 使う)制度を紹介します。(※2024年2月現在の情報です)
フリーランス妊婦が利用できる制度って最近できたものも多くあるみたいです!今後の新制度にも期待・・・!
多胎妊娠のかたや居住地によって詳細は異なるので、お住まいの市役所のホームページなどを確認してみてください!
妊娠中|妊産婦健康診査
妊婦は病気ではないので、検診は自費診療です。
そこでこの「妊婦健康診査助成券」を利用すると、記載されている検査項目について公費負担を受けられます。母子健康手帳を受け取りに行く際に妊婦健康診査助成券も配布されます◎
注意が必要なのは「無料券」ではなく「助成券」であるということ。病院や診察内容によっては助成券ではまかないきれず手出しがあることも。
私の病院ではこんな感じでした👇
※有料での検査は別途費用がかかります
初診・・・¥9,000 →赤ちゃん確認できずだったので2週間後に再度受診
2回目の診察・・・¥1,080 →母子手帳と助成券をもらう
娠初期の妊婦検診・・・¥7,000(検査の時のみ手出しあり)
妊娠中期の妊婦検診・・・¥0
妊娠後期の妊婦検診・・・(わかったら更新します)
妊娠中|出産応援給付金
その名の通り、妊娠した方が安心して出産ができるように応援給付金が支給される制度。
お住まいの地域によりますが、対象児童1人につき【5万円分】のクーポンや現金が給付されます。
母子手帳をもらいに行った際に、簡単なアンケートに記入し担当の方と面談することで申請ができました。担当の方が助産師さんだったのですが、じっくりお話できる機会もなかなかないと思うので何か悩みがある方は相談してみるとよさそうでした◎
申請から実際に振り込みがあるまでに1-2ヶ月のラグがあったので、そこは注意が必要そうです。
夫から「妊娠してる人に振り込まれるんだから自分で使っていいんだよ〜」と言ってもらったのですが、自分用の生活費口座に入れておいたら気がついたら無くなってました🥺笑
出産後|出産育児一時金
令和5年に、1児につき「42万円」→「50万」になったあの給付金です🥺
(厳密には「令和5年4月1日以降の出産の場合」に適用されます)
出産費用はウン十万単位で飛んでいくので、まとまったお金が支給されるのはめちゃくちゃありがたい・・・!
「直接支払制度」が利用でる産院であれば、出産後に病院の窓口で支払う現金が少なくすみます◎
ちなみにクレカ払いができる産院だと全額クレカ払いにしてポイントをもらうという裏技があるらしい✍️(知らずに制度申し込みした人✋)
出産後|子育て応援給付金
「出産応援給付金」とセットで記載されていることが多かったです。
こちらは「産後」に、対象児童1人につき【5万円分】のクーポンや現金が給付される制度です。
子どもが産まれたあと、保健師さんや助産師さんと面談。その際もらえる申請書で申請できるとのことでした。地域によってはアンケートに回答すると支給されるところもあるみたいです。
5万円の臨時収入、嬉しい・・・!何に使おうかな〜〜
出産後|児童手当
この記事を書いている時点では「中学生までの児童を養っている人に支給される手当」です。
2024年10月から拡充されるので、詳細は下記ホームページより確認してみてください👇
https://www.cfa.go.jp/policies/kokoseido/jidouteate/annai
その他|国民健康保険の減額
出産予定日またはその月の前月から4ヶ月間まで、国民健康保険料が減額されます。
出産予定日の6ヶ月前から申請ができるので、国保の方は忘れずに申請しましょう・・・!(確か産後でも遡って申請できたはず!)
私は体調の良い中期のうちに市役所に行って手続きしました。
その他|国民年金の免除(産前産後期間)
出産予定日またはその月の前月から4ヶ月間まで、国民年金の納付が免除されます。
国民健康保険と同じく出産予定日の6ヶ月前から申請できます。国保とセットで(窓口は別ですが)申請しました。前納している場合は、還付金として戻ってくるそうです〜◎
最後に
妊娠初期に書き始めたのですが、中期に入ってようやく公開できる状態に出来ました🥺
思ったより長くなってしまった・・・!
フリーランスで妊娠・出産した人もほとんど周りにいなかったので、初期の頃はいろんなことがわからなすぎてひたすら色々な方の経験談を見漁っていました。
フリーランスで妊娠・出産する人もまだ珍しいかなと思うので、こんな人もいるんだな〜と誰かのお役に立てば嬉しいです。